脚本アーカイブズ さらなる展開へ向けて
~脚本保存と利用の可能性を語る~
■日時 2016年2月29日(月) 14時~18時(13時半開場)
■場所 早稲田大学 小野記念講堂
■入場無料 (定員200名・事前予約制)
■主催 一般社団法人 日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアム
■共催 文化庁、早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
■後援 国立国会図書館
■挨拶 文化庁、国立国会図書館、山田太一代表
■第1部 座談会 14時半~16時
「設計図としての脚本・文学としての脚本」
放送脚本は、それに基づき番組制作を行うための土台であると同時に、それ自体が完結した読み物として成立しているものともいえます。アーカイブされた脚本を、「番組設計図」や「記録データ」としてだけでなく、ひとつの「文学」として読み進めることの喜びを見直してみませんか。脚本に常日頃接してきた関係者が、「脚本(ホン)」について語り合い、脚本を後世に残していくことの様々な価値をあらためて考えます。
ゲスト 岸惠子(俳優・作家)
今野 勉(演出家・脚本家)
山田太一(脚本家・小説家)
司 会 岡室 美奈子(早稲田大学演劇博物館館長)
※休憩 および活動の報告 16時~16時半
■第2部 パネルディスカッション 16時半~18時
「脚本を教育に活かす方法とは?」
放送脚本を学校教育に活かすため、これまで中学校等での試みを行なってきました。想像力と創造力を働かせながら脚本を「読む」「書く」「演じる」ことは、国語教育だけでなく、社会教育、コミュニケーション教育にも通じます。『脚本を書くことはいろいろな他者になること。敵対する他者の気持も描かなければならない。相手の気持ちがわかるようになると人はやさしくなれる。(山田太一)』
こうした脚本や創作活動が教育分野でいかに利用し活用されるかを中心に、海外の大学機関などにおけるデータベースおよび脚本をめぐる幅広い利活用の可能性について議論されます。
パネラー 鈴木寛(東京大学教授・慶應義塾大学教授)
平田 オリザ(劇作家・演出家)
諏訪敦彦(映画監督・東京藝術大学大学院教授)
司 会 吉見 俊哉(東京大学大学院情報学環教授)
閉会挨拶 上滝 徹也(日本大学 名誉教授)