主にテレビ・ラジオの放送脚本を収集・保存・管理して公的機関にて公開する活動です。
番組には脚本・台本が存在します。しかし、それらが体系的に保存される場所がありません。
特に1980年以前の作品は録画ビデオなどが高価だった等の理由から、放送局に音声や映像があまり保存されていません。当時の放送文化を知る手がかりは脚本・台本しかありません。
脚本・台本は大切な文化資産なのですーー。
日本脚本アーカイブズ推進コンソーシアムは、我が国の大切な「放送文化資産」を後世に継承するため、文化庁の委託事業「文化関係資料アーカイブ構築の調査研究」をおこなっております。
現在、特に貴重な昭和期の脚本・台本を収集しております。
脚本・台本をお持ちの関係者の皆様、ぜひご寄贈ください。
脚本アーカイブズ事業は文化庁委託研究調査事業
「文化関係資料のアーカイブ構築に関する調査研究
~放送脚本・台本のアーカイブ構築に向けて~」
の調査研究の一環として活動しております。
過去の活動報告書は「活動記録のページ」から
ダウンロードしていただけます。
ドラマだけでなく”バラエティ”や”ドキュメンタリー”などのほぼすべて番組に台本があり、放送作家たちが活躍しています。脚本アーカイブズでも多くの構成番組(ドラマ以外)の台本を収集し公的機関で公開しています。
今回は日本放送作家協会とのコラボにより、違う分野でバリバリ活躍中の放送作家たちが互いにインタビューする「スイッチインタビュー」が実現しました!
クリエイターを目指す学生や子どもたちへの熱いメッセージです。
YouTubeで順次配信していきますのでご期待ください!
たくさんのご参加、ありがとうございました。
お申込みが間に合わなかった方にもご視聴いただけるように、アーカイブ動画配信の準備を進めております。もう少しお待ちください。
脚本アーカイブズシンポジウム2023
――文化を伝える放送脚本・台本を未来へつなぐために―
●第一部座談会
「台本から読み解く世相文化~懐かしいあの番組の制作秘話」
登壇者:奥山侊伸氏 (放送作家)
鶴間政行氏 (放送作家)
内村宏幸氏 (放送作家・日本放送作家協会理事長)
●第二部パネルディスカッション
「脚本は誰のもの?」~デジタル脚本アーカイブズの未来~
登壇者:池端俊策氏(脚本家)
佐伯俊道氏(脚本家・日本シナリオ作家協会理事長)
福井健策氏(弁護士・骨董通り法律事務所)
司 会:吉見俊哉氏(東京大学大学院情報学環教授)
2022年度、公的機関への第二期寄贈を予定しております。
また川崎市市民ミュージアムが台風被災により閉館中のため、
ご寄贈は昭和期の脚本に限らせて頂きたいと存じます。
なお、ご寄贈受付の締め切りは、2022年2月末日までとさせていただきます。
皆様のご寄贈をお待ちしております。
川崎市市民ミュージアムは、台風第19号により、施設の地下部分が水没したため、現在休館が続いております。
同館にて閲覧していた脚本は3階に所蔵しているため、浸水の被害は免れておりますが、当分の間、脚本の閲覧はできませんのでご了承ください。
詳細は川崎市市民ミュージアムの公式ホームページにてご確認ください。
川崎市市民ミュージアムの一日も早い復旧を願っております。
寄贈脚本を検索できる「脚本データベース」の英語版が公開されました。
今後は作品情報としてあらすじなど順次公開予定です。
※タイトル、氏名はローマ字で表示されています。
一部、読み仮名の不明な氏名など日本語にて表示されます。調査を進め更新していきます。
◇The Consortium for the Promotion of Broadcast Script Archives in Japan◇
脚本アーカイブズ活動でご寄贈いただいたアニメ脚本を検索するデータベースです。
今後、アニメ脚本家の方々のインタビューもサイトに公開していきます。
文化庁「平成29年度文化芸術振興費補助金メディア芸術アーカイブ推進支援事業」にて公開しています。